月曜日, 6月 18, 2007

OVL v2.0

OVLは2007年5月からv2.0になりました。

Mentor社発行の『Verification Horizons』によれば、

  • 合成可能なイネーブル入力とファイヤー出力付き ovl_[checker_name] モジュール
  • アービタ、FIFO用などの新規の18個のアサーション
  • クロックエッジ、リセット及びイネーブルゲートの極性をプログラム可能
  • グローバルデフォルト制御用の新規のマクロ
  • 主要なOVLのVHDLでの提供

などが新しい要素のようです。

また、チェッカーの名前が以前の'assert_[checker_name]'から
新しく、'ovl_[checker_name]'に変更されています。

旧来からある33のOVLアサーションについては'ovl_[checker_name]'と'assert_[checker_name]'(機能は旧来のまま)の両方が使えるらしいですが、新規のデザインには'ovl_[checker_name]'アサーションの使用を推奨とのことです。

アサーションモジュールにイネーブル入力とファイヤー出力が付いたので、それらをつなぎ合わせてより複雑な条件のアサーションを構成したり、また、合成可能なのでFPGAでのプロトタイピング時などにアサーションを組み込んだまま実装することで、エミュレーション時にアサーションをモニタすることも可能になるということのようですね。

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