日曜日, 11月 25, 2007

Nios II をASICで

アルテラとシノプシス、Nios IIプロセッサ・コアのASICへの適用拡大に向けて協力

ソフトコア・プロセッサの話題が続きますが。

実際のところ、これを待っていたメーカーは結構いるのではないでしょうか。

これで家電向けのSoCも、FPGAでプロト、初期ロット→ASICでコストダウンといった流れが加速して行きそうです。

さて、Xilinxはどうするのか?

ところで、私はAlteraのデバイス自体は使ったことあるのですが、Niosは使ったことがありません。
オンチップバスは"Avalon"という独自のものになっているようですが使い勝手はどうなんでしょうね?

まあこの業界、シェアを取った者勝ちといった気もしますが。。。

木曜日, 11月 15, 2007

MicroBlazeにMMUが搭載される!

Xilinx社が32ビット・コアを改良、MMU搭載で仮想メモリーをサポートへ

MicroBlazeがメジャーバージョーンアップされたようです。

内部バスも最大128ビットまで拡張可能。

MMUを搭載してもSpartan-3E 1600の10%程度しかリソースを使わないらしい。
だとしたら結構なものだ。

ちなみに最大動作周波数はどのくらいなんだろうか?

評価してみたいけどなぁ。
時間があれば。。。

といいつつ、いろいろ先延ばしにしてしまう悪い癖。

月曜日, 11月 12, 2007

Icarus Verilog & GTKWave for Windows

このブログで使っているシミュレータは基本的にModelSimXE Staterなのですが、以前の記事でも書いたように、商用シミュレータの無償版はコードサイズに制限がある場合が多いと思います。

まあそれでも、自分でコーディングをする範囲であれば、勉強目的では十分ですし実際に仕事でもそこそこ使えるはずです。

しかし最近はオープンなIPコアなどもさまざまなものが入手可能になり
先のLatticeMico32のような大規模なコアでは
それだけでコードサイズの制限を越えるようなものもあります。

そのような場合に使えるフリーなシミュレータがIcarus Verilogです。
ModelSimのようなGUIのインタフェースはありませんが、コードサイズによる制限などはもちろんありません。
最近はドキュメントも(英語ですが)充実しつつあるように思います。
実際、業務で使用されているところもあるようです。

Windows環境では、cygwinなどでコンパイルも可能なようですが
コンパイル済みのものが↓こちらで配布されているのでそれを使ったほうが手っ取り早いと思います。

Icarus Verilog for Windows

波形はVCDなどをダンプして、GTKWaveでみることができます。
こちらもWindows版が配布されています。

http://www.dspia.com/gtkwave.html

DDLも一緒にダウンロードして、解凍したディレクトリのgtkw\binにgtkwave.exeをおけば使えるようになります。
パスを通すのを忘れずに。

こちらは、アプリケーションの起動はコマンドラインからになりますが
操作はModelSimのWaveウィンドウのようにGUIで扱えます。
以前のWindows版は使いづらかった記憶があるのですが
現在のものは使い勝手がだいぶ向上しているようです。


上記の2つはソースコードも配布されているので
ガンバレばMacで開発も可能!?